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【インタビュー】社会福祉士を目指すきっかけは?志望動機の考え方
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社会福祉士を目指していて面接対策をしたい方や、そもそも社会福祉士を目指すかどうか迷っている方にとって、先輩たちがどんなきっかけで社会福祉士になったか気になるところですよね。
今回は社会福祉士を目指すきっかけについて、学生や現役の社会福祉士のインタビューをまとめてみました。
また記事の後半では、履歴書や面接で使える社会福祉士の志望動機の考え方についても紹介しています。
目次
社会福祉士を目指すきっかけをインタビュー
まずは社会福祉士を目指すきっかけについて、福祉系の学校に通っている学生と現役の社会福祉士へのインタビューのまとめを見ていきましょう。
学生に聞く「社会福祉士のきっかけは?」
福祉系の学校に通っている学生は、次のようなきっかけで社会福祉士を目指しています。
- 高校生の時に社会福祉士の方のお話を聞いて、自分がしたかったことにぴったりだと思ったから。
- 介護福祉士の勉強をしていたが、ソーシャルワーカーを知って、福祉の幅広い視点を持っていることが魅力だと感じたから。
- 普段から友達の相談に乗ることが多く、人のためになれることが嬉しかったから。また、きちんと相談に乗るためには知識や技術が要ると思ったから。
- 家族や同級生など、身近な人の力になりたいと思ったから。
- 中学生の時、福祉施設の見学をきっかけに、人の役に立つ仕事がしたいと思ったから。
人によって様々ですが、 「誰かの役に立ちたい」という気持ちがきっかけで、社会福祉士を目指す方が多いようですね。
また社会福祉士の仕事を知るきっかけとして、中学校や高校の職場体験や、別の福祉系の仕事の勉強などが挙がっています。
現役社会福祉士に聞く「社会福祉士のきっかけは?」
では続いて、社会福祉士として働いている大人へのインタビューも見てみましょう。
- 親族が福祉系の仕事をしているのを見て、「人の役に立ちたい」と思ったから。
- 大学時代のボランティアやアルバイトを通じて、やりがいのある仕事だと感じたから。
- もともと教育関係の仕事を目指していたが、個人に寄り添える機会がより多いと思ったから。
- 以前は看護助手をしていて、自分の経験を活かせることに魅力を感じたから。
- 福祉職の中でも、本人や家族の気持ちを聞き、一緒に考える仕事がしたいと思ったから。
社会福祉士として働いている方の中には、元々違う仕事をしていた、別の福祉職を目指していたという方もいます。
他の福祉職と比べて、社会福祉士は本人の気持ちにより寄り添えるということに魅力を感じる方も多いようです。
社会福祉士のきっかけまとめ
社会福祉士を目指す方は、人の相談に乗ったり、気持ちに寄り添ったりすることで役に立ちたいと考えて志望することが多いようです。
そのきっかけとしては、学生時代の職場体験やボランティア活動、家族や友人からの影響などがあります。
また元々別の福祉職を目指していたけれど、社会福祉士により魅力を感じたという方も多いです。
社会福祉士は1人ひとりと向き合って話をすることができ、大きなやりがいを感じられる仕事と言えるでしょう。
社会福祉士の志望動機の考え方
ここからは、社会福祉士の就職活動に使える志望動機の考え方についてご紹介していきます。
福祉職の中でもなぜ社会福祉士なのか
福祉の仕事は、全てが「人の役に立つ仕事」です。
ですから「人の役に立ちたい」だけでは、なぜ他の福祉職ではなく社会福祉士なのかが伝わりません。
たくさんある福祉職の中でも、なぜ社会福祉士を選んだのかをはっきりさせましょう。
そのためにはまず、他の福祉職と社会福祉士の違いを知っておくことが大切です。
次の記事では、他の福祉職と社会福祉士を比較しているので、ぜひ参考にしてみてください。
介護福祉士と社会福祉士の違いとは?仕事内容・資格・給料で徹底比較
ケアマネジャーと社会福祉士の違いとは?仕事内容・資格・給料の3つで徹底比較
サービス提供責任者と社会福祉士の違いとは?仕事内容・資格・給料でとことん比較
ホームヘルパーと社会福祉士の違いとは?仕事内容・資格・給料を徹底比較
社会福祉士になって何をしたいのか
志望動機では、なぜ社会福祉士になりたいかだけでなく、社会福祉士になって何をしたいのかということまでアピールしましょう。
アルバイトやボランティアなど自分の経験と結びつけて話すと、より説得力があります。
転職の場合は前職の経験で社会福祉士の仕事に活かせることも伝えると良いでしょう。
「自分が持っている知識や経験、長所をこう活かしたい」という伝え方なら、自己PRに繋げることもできます。
志望先を選んだ理由
社会福祉士が働ける場所は、医療機関、福祉施設、官公庁などたくさんあるので、なぜそこで働きたいのかを聞かれることも多いです。
また「他の施設ではダメなの?」と突っ込まれることもあるので、ここじゃないとダメな理由までよく深掘りすると良いでしょう。
どの勤務先でも、困っている人の相談に乗るということは共通していますが、仕事内容や支援の仕方が少しずつ違うので、それぞれどのような仕事をしているのかをよく確認することが大切です。
また志望先のホームページやパンフレットなどをよく読み込んで、その職場の特徴や強みを理解することも、志望動機を考える時のヒントになります。
勤務先別の社会福祉士の志望動機
最後に、勤務先別の社会福祉士の志望動機の考え方や、例文について見てみましょう。
介護施設
介護施設では、相談業務だけではなく介助を行うこともあり、さまざまな形で利用者をサポートできます。
例文
祖母が介護施設に楽しそうに通っている姿を見て、高齢者が生き生きと暮らすサポートをする仕事がしたいと考えました。
介護施設でのアルバイトがきっかけで、食事や移動のお手伝いだけでなく、悩みを聞いてほしいという方もたくさんいらっしゃることに気がつき、社会福祉士の勉強を始めました。
職員の数が多く、利用者ときちんと接する時間が取れる貴社で、利用者1人ひとりと密にコミュニケーションを取っていきたいです。
官公庁
官公庁では地域住民を対象に、様々な問題を抱えた方をサポートできます。
例文
介護福祉士からのスキルアップとして、社会福祉士の資格を取りました。
これまでは施設の利用者のサポートをしてきましたが、より多くの方の役に立ちたいと思い、〇〇市役所を志望致しました。
介護福祉士として働く中で得た、「高齢者がどんなトラブルを抱えているのか」「どんな支援を必要としているのか」という知識を活かし、高齢者の多い〇〇市で多くの方々のサポートをしていきたいです。
病院
病院では、社会福祉士以外のさまざまな職種と連携して、患者さんを包括的にサポートできます。
例文
入院した時、医療ソーシャルワーカーの方が親身になってサポートしてくれたことをきっかけに、社会福祉士を目指すことにしました。
貴院は社会福祉士や医師、看護師、リハビリ職のコミュニケーションが活発で、連携して患者さんのケアをできるのが魅力だと感じています。
大学の実習で学んだ、患者さんだけでなく他のスタッフとも積極的にコミュニケーションを取ることを、貴院でも活かしたいと思います。
まとめ
社会福祉士は、相談に乗ることで人の役に立ちたいと考える方にぴったりの仕事です。
知名度はそれほどありませんが、職場体験や、他の福祉の仕事を調べていたことをきっかけに、社会福祉士を知ったという方も多いです。
社会福祉士の志望動機を考える時は、なりたいと思ったきっかけやこれまでの経験を整理したり、志望先のことをよく調べたりすると良いでしょう。