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社会福祉士の1日の流れを、勤務先ごとに比較

日常生活を送るのが困難な人たちの相談に乗り、サポートする社会福祉士ですが、働く場所によって、その業務の内容も少しずつ変わってきます。

今回は勤務先ごとに、社会福祉士の1日の仕事の流れを見ていきましょう。

社会福祉士の主な仕事

社会福祉士は高齢者や障害者など、福祉の助けを必要とする方々の相談に乗ることが主な仕事です。
話を聞くことはもちろん、福祉施設や官公庁、病院と連携し合い、支援制度の紹介施設の案内などをすることで、相談者をサポートすることもできます。

社会福祉士の仕事については、こちらの記事をチェック!

社会福祉士の1日の流れ

では社会福祉士の1日の流れを、勤務先ごとにまとめてみたので、それぞれどんな仕事をしているのかを詳しく見てみましょう。

介護施設で働く社会福祉士の1日

介護施設の社会福祉士の1日

介護施設は社会福祉士の代表的な職場で、社会福祉士の約4割は介護施設で働いているというデータもあります。
主に施設の入居者の相談に乗るのが仕事で、生活相談員とも呼ばれます。

介護施設で働く社会福祉士の1日は、次の通りです。

  • 8:30 出勤・朝礼
    出勤後、朝礼で介護福祉士などの介護スタッフと情報を共有します。
  • 9:00 相談業務
    入所者やその家族の相談に乗ります。
    施設によっては、利用者の家まで伺うことも。
    また、入所希望者に対して施設の説明をすることもあります。
  • 11:00 休憩
    昼食を食べて休憩です。
  • 12:00 介助
    施設によっては、介護福祉士とともに入所者の介助をします。
  • 13:00 支援計画書の作成
    午前中に受けた相談内容を元に、支援計画書を作成します。
  • 15:00 ミーティング
    行政や病院など、他の機関の担当者とミーティングを行います。
  • 16:00 書類作成
    報告書などの書類の作成をします。
    日によっては、新たな相談を受けたり、介助をすることもあります。
  • 18:00 退勤

施設にもよりますが、介護施設で働く社会福祉士は入所者の介助をすることもあり、その分業務量も多いです。
特に社会福祉士の資格と一緒に介護福祉士の資格を持っている方は、相談業務の他に介助もする可能性が高いでしょう。

介護福祉士について、詳しくはこちらの記事をチェック!

地域包括支援センターで働く社会福祉士の1日

地域包括支援センターの社会福祉士の1日

地域包括支援センターとは、その地域に住んでいる高齢者やその家族を、介護・医療・保健・福祉などの面から総合的にサポートする総合相談窓口です。

地域包括支援センターで働く社会福祉士の1日は、次の通りです。

  • 8:30 出勤
    出勤後に朝礼を行い、スタッフ間で情報を共有します。
  • 9:00 窓口での相談
    センターの窓口、または電話で相談業務を行います。
  • 10:30 訪問相談
    高齢者の自宅を訪問し、相談や支援制度の案内などを行います。
  • 12:00 昼食休憩
    出先かセンターで昼食を取ります。
  • 13:00 訪問相談
    別のお宅へ訪問し、再び相談業務をします。
  • 15:00 ミーティング
    福祉施設や病院など、他の機関の担当者とミーティングを行います。
  • 16:00 窓口での相談
    センターへ戻って、再び窓口での相談業務をします。
  • 17:30 帰宅
    デスクワークを片付け、帰宅します。

地域包括支援センターでは相談業務に集中できますが、地域住民が対象となるので相談件数も多いのが特徴です。
地域に高齢者が多く忙しいセンターの中には、1日に数十件の相談が寄せられる所もあります。

病院で働く社会福祉士の1日

病院の社会福祉士の1日

病院で働く社会福祉士は医療ソーシャルワーカーとも呼ばれ、入院・通院中の患者さんの相談に乗るのが主な業務です。

病院で働く社会福祉士の1日は、次の通りです。

  • 08:00 出勤
    白衣に着替えます。
  • 08:30 朝礼
    看護師などの他のスタッフと一緒に朝礼を行い、情報を共有します。
  • 09:00 病室訪問
    病室を訪問し、患者さんやその家族と面談をします。
    訪問前後にカルテや記録をよく確認し、相談支援の計画を立てます。
  • 11:00 各所へ連絡
    相談支援の計画を元に、各機関や家族へ連絡をします。
  • 13:00 休憩
    お昼休憩に入ります。
  • 14:00 病棟訪問
    病棟で入院患者さんと面談を行います。
    医師と患者さんの症状面談に、社会福祉士が同席することもあります。
  • 15:00 カンファレンス
    カンファレンスに出席し、医師、看護師、リハビリ職など他職種と患者さんについて情報を共有します。
  • 16:30 書類作成
    1日の相談記録やカルテを作成します。
  • 17:30 退勤

病院では、他職種や関連機関との情報共有が特に多いのが特徴です。
また規模の大きい病院だと、受け持つ患者さんの数も多くなるでしょう。

社会福祉士の勤務時間について

社会福祉士は、どの勤務先でも受付時間が決められているため、時間外に急に相談業務が入って残業になるということはあまりありません。
ただ相談者の数が多い時は、少し残業になることもあります。

また介護施設の社会福祉士は、相談業務の他にも介助をすることもあるので、業務が増える分忙しくなります。

社会福祉士は相談者1人ひとりに丁寧に対応する必要がありますが、1人に対してあまりにも時間をかけ過ぎてしまうと業務が時間内に終わらないため、バランスを取るのが難しい仕事でもあります。

まとめ

自分に合った勤務先を選ぼう

社会福祉士は勤務先によって、1日の流れや業務内容、対応件数も異なります。

相談者の数が増えるほど対応に追われますが、どの相談者に対しても誠実に、かつ勤務時間内に業務を終わらせられるよう調整する必要があります。
経験を積むにつれて上手く調整できるようになるため、まずは自分がどんな人にどんなサポートしたいのかをよく考えて、勤務先を選ぶと良いでしょう。

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ゆかっち

新卒で介護職を経験し、介護の仕事の魅力を体感しました。現在は「介護ノート」の運営者として、介護職の厳しさだけでなく魅力を伝えるために活動しています。