介護資格・職種 情報

新卒・未経験で介護職に就職するためには?

新卒や未経験で介護業界に就職したいと考えている方もたくさんいらっしゃるでしょう。

新卒・未経験者が介護職に就職するにはどうしたらいいのでしょうか。

みなさんのそんな悩みや疑問を解消するためにこの記事では、介護職に求められるスキルや志望動機の例、志望する事業所を選ぶ時のポイントについて解説します。

新卒・未経験者で介護職を目指す方はぜひ参考にしてくださいね。

介護職に求められるスキルを身につける


新卒・未経験で介護職に就職したい場合は、介護職に求められるスキルを身につける必要があります。

現在自分が持っている能力もあれば持っていない能力もあるでしょう。

もし能力をもっていない場合は、今からでも身に付けられるように努力することが重要です。

コミュニケーション能力

介護職は介護サービスの利用者やその家族を始め、職場の職員や別の施設の職員など多くの人と関わる職業です。

人と接することや話すことが苦手な場合は、仕事がスムーズに進まない可能性があります。

また介護を必要とする方の中にはしっかり喋れない方もいらっしゃるので、言葉が通じなくても相手の動作や様子だけで気持ちを汲み取ることができる能力が求められます。

相手が何を必要としているのか、何が嫌うのか、何に対して喜び、怒るのか。

こういったことは相手のことをしっかりと見れていないとわかりません。これが真のコミュニケーション能力です。

自ら考え行動する力

介護職の仕事はただマニュアルどおりに業務をこなせばいいという単純なものではありません。

予期しないトラブルが起こることも多いので、そのシチュエーションでも最善の行動を取らなければなりません。

最初のうちは行動した結果解決できなかったということもあるかもしれませんが、何も行動せず見て見ぬ振りをするよりはずっといいでしょう。

指示を待つだけでなく、自分の頭で考えて臨機応変に対応できる能力が重要になってきます。

仕事を覚える能力

介護業界の職場は常に忙しいことが多いです。

1回説明されたことは2度も説明させないようにしましょう。

介護の現場で仕事を早く覚えることができると高く評価される可能性が大きいでしょう。

しかし一度しか説明されないことを完璧に覚えることができる人はなかなかいません。

記憶力に自信がない場合は言われたことを即座にわかりやすくメモ帳にまとめられる能力を高めましょう。

体力

介護業界の仕事は体力がなくては務まりません。

利用者の身体を抱き起こす、ベッドへ移動させるなどの動作はかなり力が必要になります。

それを1日に何度も行うのですから基礎的な筋力や体力がなければすぐに疲れてしまいます。

介護職は女性の割合が多いので、男女関係なく力仕事をする必要があります。

また力だけでなく、健康維持能力も大切です。

職場によっては夜勤シフトがある場所もあり、日勤と夜勤を週ごとに変えるといったシフトもあります。

そのような環境下でも心身の健康を維持しながら働くことができなければなりません。

忍耐力

介護職は大変な仕事とイメージが根強いですがそのイメージ通り、時には辛いと感じることもあるでしょう。

介護を必要とする利用者の中には、認知症を発症してちゃんとしたコミュニケーションが取れない方もいらっしゃいます。

また介護職員に対しての接し方が乱暴な方もいらっしゃることも。

しかし職員は利用者に対して同じように乱暴に言い返すこともできません。

広い心で利用者さんを受け止める忍耐力が必要になります。

介護業界未経験・新卒の志望動機の例


介護業界への就職や転職をする際に考えなくてはいけないのが履歴書に書く志望動機です。

介護職を志すみなさんの中にはもちろんはっきりとした志望動機をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

しかし、志望動機でつまずいてしまった場合はぜひ以下の例を参考にしてみてください。

身内の介護を経験したことがきっかけ

介護職の志望者の中には、介護が必要になった家族の世話を経験したことがきっかけで介護の道を志したという方も多いです。

いつも生活を共にしていた身近な家族が要介護者になることによって介護の必要性を感じたからという理由もあれば、介護職員やケアマネージャーに助けられたので自分自身も介護の専門知識や技術を持ちたいからという理由もあります。

若者が介護の必要性やありがたさを身近に感じるという機会はそう多くはありません。

実際にこのような経験を持っているのであれば、その時に感じた思いを伝えてみるのもいいでしょう。

人の力になることに喜びを感じるから

他人の相談を聞く、助けを求めている人に力を貸すという行為をした後に、人の力になれたことに対して喜びを感じる方が多いでしょう。

むしろ、そうでなければ他人の世話をする介護職は向いていないかもしれません。

介護職に就いている方の中には、人の手助けをすることに喜びを感じる方も多くいらっしゃり、これが仕事のやりがいにつながっています。

介護職は他者への思いやりや観察力が必要になるので、気が利く、細かいことに気がつく、相手を思いやる気持ちが強いといった特性をもっている方であればそれらをアピールしてみましょう。

人と関わる仕事がしたいから

介護職は常に介護が必要な方と関わる仕事なので、人と関わる仕事がしたいというきっかけで介護職を志望する方もいらっしゃいます。

また介護紹介の仕事は、一人で黙々と集中してこなすものよりも複数の人と協力しながら連携をとることが求められるものがほとんどです。

人と会話することや接することが好きまたは得意な方は、それを志望理由にしてもいいでしょう。

その際はただ人と関わることが好きだからという理由ではなく、なぜ人が好きなのか、自分は他人に対してどのようなことができるのかということをしっかりと伝えられるようにしてみてください。

社会問題への高い関心がきっかけ

日本の高齢化社会はこれからもどんどん進み、2050年には人口の約40%が65歳以上の高齢者になってしまうと推測されています。

医療や介護の現場が崩壊する可能性も叫ばれている中で、こうした社会問題に高い関心も持ちなんとか問題解決に貢献したいと考える方々もいらっしゃいます。

そのような社会問題への高い意識が介護職を目指すきっかけになったというパターンもあります。

高齢化などの社会問題に対して敏感に反応してアクションを起こせる方は責任感が強いのでしょう。

これから高齢化とどう向き合っていくか、介護業界の体制をどう変えていくべきか、いうことについて自分の考えがある場合は面接述べてみましょう。

介護業界の職場を選ぶ際のポイント


介護職と一口に言っても、ホームヘルパーやケアマネージャー、生活相談員、介護助手など
様々な職種があります。

どの職種を選ぶかはあなた次第ですが、どんな職種でも重要になるのは自分自身が働く職場の環境です。

新卒や未経験者が意識しておきたい介護業界の職場を選ぶ時のポイントをご紹介していきます。

離職率が低い職場を選ぶ

離職率は同じ業界でも職場によって大きく異なります。

離職率が高い職場であるということは、従業員が働きやすい体勢が整っていない可能性が高いです。

待遇が良くない、教育制度が確立されていない、残業が多い、職場の人間関係が良くないなどの問題を抱えているかもしれません。

もちろん離職率の高い事業者全てがそうであるとは言えませんが、一つの指針にはなります。

志望者に対して離職率を開示してくれる事業所もありますが、開示されていない場合はインターネットで口コミを調べてみましょう。

ビジョンが明確な職場を選ぶ

介護の事業所を選ぶ際はぜひ明確なビジョンを持っている事業所を選ぶようにしましょう。

5年後や10年後のゴールが定められ、具体的な目標が掲げられているでしょうか。

ホームページやパンフレットで見てみましょう。

自分が志望する事業所のビジョンがわかったら、その展望が自分の目標と一致しているかを考えてみてください。

経営理念と自分の目標がマッチしていない事業所を選んでしまうと後に仕事のやりにくさを感じることになるでしょう。

人材育成に力を入れている職場を選ぶ

介護の現場は忙しくイレギュラーな対応をする必要が出てくることもあるため、人材育成に十分な時間を裂けていない事業所もあります。

ひどいケースでは、初めてやる仕事であるのにも関わらず何もレクチャーをされなかったという事業所もあるようです。

人材教育をしようとしていない事業所や時間が裂けていない事業所は当然、新人にとって働きやすい職場とは言えないので離職率も高くなります。

新人を教育する体制が整っている事業所は、新人教育にスタッフを割り当てられるほどには人手があり、施設全体のマネジメントも行き届いているということです。

雰囲気が良い職場を選ぶ

そしてやはり大事なことは、働く職場の雰囲気が良いということです。

介護の仕事は確かに大変なことも多いです。

しかしそんな時にスタッフ同士が支え合えるかどうかで、働きやすさも大きく変わります。

中にはスタッフ同士の人間関係が悪くてストレスを感じるという話もあります。

仕事では忍耐しつづける必要がある分、職場ではできる限りストレスフリーな雰囲気で働きたいですよね。

このような職場の雰囲気は、事業所に見学をしに行って実際に自分の目で見てみましょう。

スタッフ一人一人の性格まで確認することは不可能ですが、職場の全体の雰囲気を見ることで、自分にとって働きやすい職場かどうかがわかるはずです。

職場の人間関係以外にも利用者がのびのびと過ごせているか、清掃などがきちんと行われているかを見ることができます。

新卒で介護職はもったいない?そのメリットとは


「新卒で介護職に就くなんてもったいない」と言われた経験はないでしょうか。

もし身近な人からそんなことを言われてしまったら、本当に新卒で介護職になるべきか迷ってしまうのも無理はありません。

新卒で介護業界に入るのはもったいないと言われる理由は、給料の低さや福利厚生などの待遇が良くないという点があるからでしょう。

また、介護業界では学歴が一切関係なくなってしまうので有名な大学に通った方は特にもったいないという言われることも多いかもしれません。

しかし、新卒で介護職に就くメリットもたくさんあります。

まず若いスタッフは重宝されますし、その若さ故の体力を活かして働くことができます。

また、介護の仕事に対してのビジョンがはっきりしているのであれば、若い頃から経験を積んでおいた方が有利になるでしょう。

キャリアアップのための国家資格を取りやすくなる、役職者を目指すことができるといったメリットも多いです。

自分自身が介護職を選んだ理由や介護業界に対する思いを大事にしてくださいね。

まとめ

介護職になるために身につけておいた方が良いスキルや志望動機の考え方の例、志望する職場を選ぶ際に見るべきポイントについてお話ししてきました。

介護職は人手不足と言われておりこれからの高齢化社会に伴って需要が高まる中、人員の確保が心配されています。

そのため新卒や未経験者の採用に積極的な職場も少なくありません。

新卒や未経験者だからといって尻込まずに夢に挑戦してみてくださいね。

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ゆかっち

新卒で介護職を経験し、介護の仕事の魅力を体感しました。現在は「介護ノート」の運営者として、介護職の厳しさだけでなく魅力を伝えるために活動しています。