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レクリエーション介護士になるには?資格取得方法や、試験の難易度を徹底解説!

レクリエーション介護士は、高齢者に対し、レクリエーションを通して喜びや生きがいを与えることができます。
今回は、レクリエーション介護士になるために必要な資格や、資格の取得方法、試験の概要などを紹介いたします。

レクリエーション介護士とは?


レクリエーション介護士とは、高齢者が楽しめて笑顔になれるようなレクリエーションを考え、実行する仕事です。
レクリエーション専門のスタッフとして働くというよりは、介護職員の業務のひとつとしてレクリエーションを考え実行するという働き方が一般的です。

介護においてレクリエーションというのは、単なる娯楽ではありません。
高齢者が生きがいをもって健康的な生活を送るという目的があり、4つの役割を担っています。
レクリエーション介護士はこれらの意味を考慮した上で、高齢者が楽しめるゲームを考えるのです。

4つの役割とは、以下のことを指します。

レクリエーションの役割:身体機能の維持と向上

レクリエーションの役割の1つは、高齢者に楽しみながら身体を動かしてもらうことです。
ラジオ体操や輪投げ、ボウリングなどの全身を使うゲームを行うことで、筋力の低下を防ぎ、体に残っている機能を長期的に維持させる意味を持ちます。

レクリエーションの役割:脳の活性化

2つ目の役割は、脳に刺激を与えて活性化させることです。
クイズや簡単な計算、クロスワードパズルなどの記憶力や計算力を使うゲーム、塗り絵や生花などの思考力と手先を使うゲームがあり、普段あまり使わない脳を使うことで、脳の機能の維持や認知症予防に繋がります。

レクリエーションの役割:他者との交流

3つ目の役割は、他者と交流する機会を設けることです。
歳を重ねるにつれて、今までのように気軽に友人と会うことが難しくなってしまいますが、レクリエーションに参加することで他者と交流できます。
会話や人との関わりは脳の活性化・認知症予防につながるため高齢者にとって大切なことです。

レクリエーションには、ボール運びや玉入れなどの自然と人とコミュニケーションを取れるゲームもあり、親しい友人や新しい自分の居場所を作るきっかけを作ります。
孤独から解放され、日常に楽しみを見出すことができ、高齢者の生きがいに繋がるのです。

レクリエーションの役割:気分転換

4つ目の役割は、気分転換を図ることです。
レクリエーションに参加することで、単調になりがちな高齢者の生活に潤いが出ます。
活動に変化をつけることで、心身ともにリフレッシュすることができるのです。

また、懐メロを歌ったり楽器を演奏したり、音楽を楽しむレクリエーションなどもあり、特に懐かしい歌は精神状態を安定させる効果をもちます。

高齢者が有意義な日々を送るためには、心の健康も大切なのです。

レクリエーション介護士になるためには?

レクリエーション介護士になるためには、レクリエーション介護士の資格を取得する必要があります。

2014年に認定されたばかりの民間資格で、「レクリエーション介護士2級」「レクリエーション介護士1級」の2つがあります。

実際に現場で働く介護士から「レクリエーションに関する知識を学びたい」という声が上がったことにより、一般社団法人である日本アクティブコミュニティ協会の管轄のもと制定されました。

元々はレクリエーション介護士2級のみでしたが、認知度や需要が高まってきたこともあり、上位資格としてレクリエーション介護士1級が誕生しています。

レクリエーション介護士資格では、介護に関する基礎はもちろん、レクリエーションを企画・実行する力や、高齢者とのコミュニケーションの取り方など学ぶことができます。

レクリエーション介護士2級の概要


レクリエーション介護士2級とは、『自分の趣味・特技を活かしながら、アイデアや着眼点によって、高齢者に喜ばれるレクリエーションを学べる資格です。』
(参照:日本アクティブコミュニティ協会サイト)

資格取得の流れは以下です。
①レクリエーション介護士2級の認定講座を受講する
②筆記試験・添削課題に合格する
③合格認定証をもらう

レクリエーション介護士2級:受講資格

受講資格は特になく、どなたでも講座を受講することができます。
以下のような方に受講をおすすめします。

・レクリエーション介護士を目指したい方
・介護施設で働いている方またはボランティア活動をされている方
・介護業界に興味がある方
・ご家族や身内に介護をしている方
・趣味や特技を活かして社会に貢献したい方

レクリエーション介護士2級:習得スキル

習得できるスキルは大きく分けて3つあります。

①高齢者とのコミュニケーションスキル
②自分の趣味や特技を活かして高齢者の喜ぶレクが作れるスキル
③自分のアイデアを企画書にして、レクリエーションが実行できる力

>>>詳しくは日本アクティブコミュニティ協会をご確認ください。

レクリエーション介護士2級:講座を受講する2つの方法

認定講座を受講する方法は2つあります。
※企業事務所向けに行われる団体研修に関しては日本アクティブコミュニティ協会「団体研修ガイド」をご覧ください。

通信講座

通信講座は、通学しなくても自宅で資格が取れる方法です。
テキストやDVDを使って自分で勉強し、添削課題・筆記試験も自宅で行います。

約3ヶ月で取得可能、費用は3〜4万円です。
(習得期間、費用はスクールによって異なります。)

スクールに通う必要がなく、自分の好きな時間帯に勉強ができるメリットがあります。

通学講座

通学講座は、認定講座を開講しているスクールに通って講座を受講する方法です。
通学して講座を受け、スクールで試験を受けます。

全2日間(計13時間)で取得可能、費用は3〜4万円です。
(習得期間、費用はスクールによって異なります。)

分からないことをすぐ講師に確認できる環境や、短期間で資格取得が可能というメリットがあります。

レクリエーション介護士2級:試験概要

通信講座も通学講座も、筆記試験は50問の選択形式、100点満点中60点以上で合格となります。
試験の難易度は低いですが、万が一不合格だった場合、再試験制度により無料で再び試験を受けることができます。
ただし期間を過ぎると無効となってしまうので、早めにスクールにご連絡ください。

添削課題は、スクールによって内容が異なるのでそれぞれ確認してください。

>>>「レクリエーション介護士2級 資格ガイド」はこちら

レクリエーション介護士1級の概要


レクリエーション介護士1級とは『目的に合わせたレクリエーションプログラムの企画・計画を学び、現場の活性化を目指せる資格です。』
(参照:日本アクティブコミュニティ協会サイト)

資格取得の流れは以下です。
①レクリエーション介護士1級の認定講座を受講する
②実技試験の合格
③筆記試験の合格
④現場実習(計3施設)
⑤必要書類の提出
⑥合格認定証をもらう

レクリエーション介護士1級:受講資格

受講資格は、 レクリエーション介護士2級を取得していることです。
また、以下のような方は受講をおすすめします。

・介護事業所や施設でレクリエーションリーダーとして活躍したい方
・レクリエーション講師として、介護事業所や施設、地域のレクリエーション活動に携わりたい方

レクリエーション介護士1級:習得スキル

・介護レクの意義や役割を理解し、人に伝えることができるスキル
・参加している高齢者に合わせてレクリエーションをアレンジできるスキル
・介護施設や事業所の理念・方針に合わせたレクリエーションの計画、実行ができるスキル

レクリエーション介護士1級:講座を受講する2つの方法

日本アクティブコミュニティ協会が開講する講座を受けます。
講座の受講方法は、通信と通学から選択可能です。
費用はどちらも91,300円(※テキスト代、実技及び筆記試験手数料も含む)です。

通信受講は、テキストと介護レクアカデミー会員の特典で見られる動画を使ってご自宅で学習します。
※介護レクアカデミーとは、日本アクティブコミュニティ協会が設置しているサービスです。
 介護レクリエーションの技術と知識が学べます。

通学受講は、教会が指定する日時に東京都のみで開催されており、全4日間の講座受講が必須です。
講座日程に関しては協会にご確認ください。

>>>「レクリエーション介護士1級 資格ガイド」はこちら

レクリエーション介護士1級:試験概要

通信・通学に限らず、試験は指定された日時・会場のみで行われます。

実技試験

決められたレクリエーション活動計画書に沿って、1時間の介護レクリエーションを組み立てます。
組み立てた中から1つ抜粋し、10分間で実演します。

合格点は、100点満点中60点です。

筆記試験

筆記試験の内訳は以下です。
・60問の選択問題、4〜6問の記述式(100点満点)
・500文字程度の小論文1問 (20点満点)

120点満点中、6割以上の正解率で合格です。

レクリエーション介護士1級:現場実習

合格した後、自身が働いている職場以外の3つの介護事業所や施設で実習を行います。
実習先は自身で決めます。

レクリエーション介護士を目指してみよう!


介護業界の需要は現在高まっています。
レクリエーション介護士2級は介護職の主要資格のうちの1つであり、介護業界において徐々に重要視されてきている職種です。

>>>介護職の主要資格について知りたい方は「【スキルアップ】介護職で必要な資格はコレ!目的別にも紹介!」をチェック!

資格取得は自らのスキルアップ・キャリアアップに繋がり、転職にも役立つので、十分なメリットが得られます。

レクリエーション介護士を目指し、介護業界を明るく支えていきましょう。

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ゆかっち

新卒で介護職を経験し、介護の仕事の魅力を体感しました。現在は「介護ノート」の運営者として、介護職の厳しさだけでなく魅力を伝えるために活動しています。