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レクリエーション介護士の給料や年収を紹介!仕事内容や資格取得方法を解説

レクリエーション介護士は、2014年に制定されたばかりの民間資格です。
レクリエーションを通して高齢者の生活の質を高め、笑顔にできるスタッフを育成する目的で制定されました。

今回は、レクリエーション介護士の給料相場や平均年収、日本の平均給与額との違い、給料を上げる方法などを紹介していきます。

レクリエーション介護士の給料相場や平均年収は?

レクリエーション介護士の給料形態は、介護職員と同じです。

レクリエーション介護士の資格を取得しても、基本的にレクリエーション介護士としてだけで仕事することはありません。
一般的に介護職員として施設に勤めながら、レクリエーション介護の知識を業務に役立たせます。

また介護職員は、指定の資格を取得すると給料アップにつながりますが、レクリエーション介護士の資格を取得しても給料はアップしません。

では介護職員の給料・年収を参考にレクリエーション介護士の収入相場を見ていきましょう。

レクリエーション介護士の収入相場:初任給

介護職員の初任給は約16万円〜19万円が相場です。
(参照:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」)

以下は学歴別の日本の平均初任給を表したものです。

◯学歴別平均初任給
 大学院修士課程修了: 22万7,371
 大学卒: 20万888
 短大卒: 17万6,701
 高校卒: 16万1,223
(参照:厚生労働省「令和2年度 賃金構造基本統計調査」)

日本の平均初任給は約20万前後なので、介護職員の初任給は少し低い印象を受けます。

レクリエーション介護士の収入相場:給与・給料

介護職員の平均給与は約32万円、平均給料は約18万円です。

給与とは会社から支払われる全ての金額のことで、残業代や手当、ボーナスなども含まれています。
給料とは基本給とも呼ばれ、給与から残業代や手当等を指し引いた金額のことです。

以下は、給与額の内訳を示した表です。

内訳
平均給与額
 平均給与額
315,850円 
  うち、基本給
182,260円 
  うち、手当
78,440円 
  うち、一時金(ボーナス等)
55,150円 

(厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」を基に作成。)

レクリエーション介護士の収入相場:月収・ボーナス・年収

介護職員の平均月収は約22万円、平均ボーナスは約70〜100万、平均年収は約350万円前後です。
(参照:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」)

日本の平均年収は430万円なので、日本の平均に比べて約100万円以上も少ない計算です。
(参照:国税庁『令和2年分 民間給与実態統計調査結果』)

一般的に介護職の給料は労働の対価に見合っていないという声が多いですが、現在国の方針により待遇改善が見直されており、厚生労働省による介護職員の平均給与の調査結果は年々上がっています。

令和2年2月
平成31年2月
平成30年9月
平成29年9月
325,550円
307,430円
300,970円
290,120円

(厚生労働省「令和2年度 賃金構造基本統計調査」、「平成31年度 賃金構造基本統計調査」を基に作成)

現在、介護職員の平均収入は日本の平均よりも低いですが、今後さらに介護職員の収入は上がっていくことが予想されています。

レクリエーション介護士の収入相場:勤続年数別の平均給与額

介護職は、勤続年数が上がると収入も増加する傾向にあります。
以下の表は、勤続年数別の平均年収です。

勤続年数
平均給与額
 1年(1年~1年11ヶ月)
283,480円
 2年(2年~2年11ヶ月)
287,940円
 3年(3年~3年11ヶ月)
291,010円
 4年(4年~4年11ヶ月)
296,700円
 5年(5年~5年11ヶ月)
296,930円
 6年(6年~6年11ヶ月)
304,290円
 7年(7年~7年11ヶ月)
311,680円
 8年(8年~8年11ヶ月)
313,830円
 9年(9年~9年11ヶ月)
319,570円
 10年(10年~10年11ヶ月)
326,830円




 20年以上
390,960円

(厚生労働省「令和2年度 賃金構造基本統計調査」を基に作成)

現場業務で経験を積みながら、資格取得を繰り返してキャリアアップを重ねていくことで収入アップが見込めます。

レクリエーション介護士の収入相場:資格保有者の平均給与額

レクリエーション介護士の資格だけでは給料アップは望めませんが、他の資格も取得すると給料アップが望めます。
(例:介護職員初任者研修、介護福祉実務者研修、介護福祉士、ケアマネジャーなど)
以下の表は、それらの資格を保有した介護職員の平均給与額です。

平均勤続年数
平均給与額
 全体
8.1年 
315,850円 
 保有資格あり
8.2年 
318,150円 
  介護職員初任者研修
8.9年
329,250円
  介護福祉実務者研修
6.7年
303,230円
  介護福祉士
7.3年
301,210円
 保有資格なし
5.5年 
275,920円 

(厚生労働省「令和2年度 賃金構造基本統計調査」を基に作成)

勤続年数の差も給料に影響していますが、資格を保有している方が平均給与額が高いことがわかります。

レクリエーション介護士の収入相場:地域別の平均年収

介護職は地域によって収入に大きな差があります。
以下は介護職員の平均年収を地域ごとに調査した結果のランキングです。

◯介護職員の年収ランキング
 1 位 東京都  約401万円
 2 位 山梨県  約390万円
 3 位 神奈川県 約389万円

 :   :    :
 :   :    :

 45位 山形県  約294万円
 46位 佐賀県  約284万円
 47位 青森県  約270万円
(厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」を基に作成。)

順位は都市によって変動しますが、主要都市に近い地域ほど収入が高く、地方であるほど低い傾向にあります。
平均年収が最も高い東京都は唯一平均400万円を超えていますが、全国の平均年収の数字には届いておらず、給与水準の低さがわかります。

レクリエーション介護士が収入を上げる方法


レクリエーション介護士が収入を上げるためには、2つ方法があります。

資格取得

1つ目の方法は、先ほどから記述している通り、介護・福祉系の資格を取得することです。
資格を取得してスキルアップを図ることで、仕事の幅が増えて施設から評価されたり、キャリアアップしに繋がったりするため、給料アップにつながります。

実際資格保有ありの平均給与額は、資格保有なしの平均給与額を上回っていましたね。

また介護職に関わる資格を保有していると、介護業界の就職や転職の際に有利に働きます。
介護職は未経験でも仕事に携わることができますが、専門職の色が強いため資格保有者は優遇されやすいです。

そして自分が勤める仕事に対して意欲的に取り組む姿は、介護業界以外の面接でも好印象を与えることができます。

資格を保有して、収入も自分に対する評価も上げましょう。

働く施設を変える

2つ目の方法は、働く場所を待遇の良い事業所や施設に変えることです。

冒頭で記載した通り、現在介護業界の待遇は見直されています。

その施策の1つとして、厚生労働省による「障害福祉サービス等報酬改定」があげられます。
福祉・介護職員処遇改善加算を取得している事業所などの給与や待遇面を改良する施策です。

業務内容が同じでも給料が上がるので、福祉・介護職員処遇改善加算を取得している事業所や、比較的待遇が良いとされる公的機関や大手が経営している施設に転職しましょう。

介護においてレクリエーション介護士は必要


今後高齢化率がますます上昇すると予想されている日本では、現在すでに介護業界の人手が不足しており介護職員の需要度は高まっています。

レクリエーション介護士は、まだ資格認定されたばかりで認知度が低いせいか、介護求人サイトで必要資格として記載している求人はほとんどありません。

ですが、介護職のひとつであるレクリエーション介護士も将来性のある職業であり、さらにレクリエーション介護士の知識は、介護において重要な役割を担っています。

心身ともに刺激を与えるレクリエーションは、「体の機能の維持、脳の機能の維持、気分転換、他者との交流」の効果があり、高齢者の生きがいや生活の質向上につながります。

レクリエーション介護士の需要度が高まる前に、資格を取得してみてはいかがでしょうか。

高齢者とのコミュニケーション方法なども学べるので、介護業務に生かすことができますよ。

著者の画像

ゆかっち

新卒で介護職を経験し、介護の仕事の魅力を体感しました。現在は「介護ノート」の運営者として、介護職の厳しさだけでなく魅力を伝えるために活動しています。