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【取材】サービス提供責任者の一日に密着!

介護事業所の訪問介護サービスを担うサービス提供責任者

管理職として事業所内のヘルパーをまとめながら、自らもヘルパーとして訪問介護にあたるなど、マルチタスクの忙しいお役職です。

そこで今回の記事では、実際のサービス提供責任者がどのような流れで仕事をしているのか、その1日に密着!

忙しいながらも充実したその仕事内容に迫ります。

サービス提供責任者の主な仕事内容

サービス提供責任者の主な仕事内容

介護事業所で提供する訪問介護サービスのリーダーである、サービス提供責任者。

そんなサービス提供責任者の主な仕事は、大きく分けて以下の3つに分かれます。

  • 訪問介護計画書の作成
  • ヘルパーの管理業務
  • 訪問介護業務

サービス提供責任者のメインの仕事は、訪問介護計画書の作成です。
ケアマネジャーが立てたケアプランに基づいて、実際に提供する訪問介護サービスを決定します。

サービス提供責任者は管理職ですので、介護事業所に所属するホームヘルパーを管理するのも主な仕事内容の一つです。
それぞれの介護利用者に適した人選でシフトを組むほか、介護の技術指導などもおこないます。

また、サービス提供責任者は肩書きだけ聞くと管理職というイメージが強いですが、実は自ら訪問介護業務にあたることも多い役職です。

担当ヘルパーが欠勤して代わりが見つからない場合は、ヘルパーとして出勤し、訪問介護サービスを提供。

利用者宅でトラブルが起きた際には真っ先に現場に駆けつけ、病院への付き添いなど適宜必要な対応をとります。

>>サービス提供責任者の仕事内容についてもっと詳しく

サービス提供責任者は管理者またはヘルパーとの兼務が多い

サービス提供責任者は管理者またはヘルパーとの兼務が多い

サービス提供者責任者とは、介護事業所における役職名です。

サービス提供責任者は、会議事業所において施設長やホーム長、所長などの「管理者」または実際に介護訪問サービスを提供する「ヘルパー」と兼務が可能。

実際、ほとんどの介護事業所が人件費の面から、管理者またはヘルパーどちらかとの兼務をサービス提供責任者に要望しています。

このためサービス提供責任者の一日は非常に忙しいです。

管理者と兼務する場合は、通常業務にくわえて職員や施設のマネジメント業務。

ヘルパーと兼務する場合は、日中はヘルパーとして利用者宅を訪問し、スキマ時間で事務処理をこなさなくてはいけません。

とあるサービス提供責任者の一日に密着!

とあるサービス提供責任者の一日に密着!

サービス提供責任者の仕事の流れを知るには、実際にサービス提供責任者の一日に密着してみるのが一番です。

そこで都内のとある介護事業所でサービス提供責任者として働く、山田花菜さん(仮名)にお願いして、その一日を取材させていただきました。

山田花菜さんとある一日のスケジュールは、以下の通りです。

  • 9:00〜9:30 朝礼
  • 9:30〜11:00 事務作業
  • 11:20〜12:00 モニタリング訪問
  • 12:00~1:00 昼食
  • 13:00〜14:30 同行訪問
  • 14:30~15:30 サービス担当者会議
  • 15:30~16:00 区役所で更新手続き
  • 16:30〜17:00 買い物代行
  • 17:00〜18:00 事務処理後、退社

9:00〜9:30 朝礼

介護事業所に出勤。
今日のスケジュールを各自発表し、必要な情報共有を行います。

9:30〜11:00 事務作業

私はいつもなるべく午前中に、訪問介護計画書の作成等のデスクワークを済ませるようにしています。

急な仕事が舞い込んでくることが少ないため集中して効率よく作業ができるんです。

11:20〜12:00 モニタリング訪問

すでに3年お付き合いのあるA様宅へのモニタリング訪問です。

経過も順調なので、このまましばらく訪問介護計画の変更は必要なさそう。

もちろん訪問の名目は経過観察ですが、なじみの利用者様とお話しするのは私たちにとっても一日の楽しみのうちの一つです。

仕事に支障が出ない程度に雑談にひとしきり花を咲かせた後、次回の約束を取り付けてお宅をあとにします。

12:00~1:00 昼食

お昼ご飯は大切なエネルギーチャージ!

今日は午後にヘルパーとの同行訪問があるので、そのまま利用者宅の近くの定食屋さんで舌鼓。

介護事業所でお昼をとるときは、午後にそなえて仮眠をとることもあります。(笑)

13:00〜14:30 同行訪問

今月から弊社の介護サービスを利用するBさん宅へ、はじめての介護訪問。

サービス提供初回なので、担当ヘルパーと同行し、実演および技術指導をおこないました。

Bさんははじめ少し緊張したご様子でしたが、担当ヘルパーがお孫さんと同年代だということもあって、後半はすっかり打ち解けていたので一安心です。

14:30~15:30 サービス担当者会議

前回訪問したCさんについて、サービス担当者会議が行われたので出席。

ヘルパーからの近況報告をもとに、訪問介護の観点からいくつか意見を申し上げました。

専門家や医療従事者の方からも貴重なご意見をいただいたので、介護事業所に帰ったらまた、ケアマネジャーと相談する予定です。

15:30~16:00 区役所で更新手続き

Cさんから介護認定の更新手続き代行を頼まれていたので、サービス担当者会議の帰りに区役所に寄りました。

今日は中日だったので空いていてラッキー!

いつも区役所は営業時間内に間に合うよう、すきま時間を見つけて来訪しています。

16:30〜17:00 買い物代行

介護事業所に戻ろうとしたら、子持ちのヘルパーさんから急な欠勤連絡。

今から探しても代わりのヘルパーさんは見つからないので、その足で私がDさん宅を訪問、買い物代行を引き受けることにしました。

ケアマネジャーに電話して、会議を後日にずらしてもらいます。

常にケアマネとは密に連絡をとっていますし、よくあることなので慣れっこですね、お互い様です。笑

17:00〜18:00 事務処理後、退社

介護事業所に帰ったら、今日の出来事を簡単に事務処理。

複雑な手続きや時間がかかるものは明日の午前中にまわして、ケアマネへの伝達事項など必要な情報だけをまとめます。

明日のスケジュールを確認して、特に何も問題がなかったので今日はこれで終わり!

日によっては、ヘルパーから介護サービス提供時の悩みを聞いたり、利用者や家族からの電話相談にのったりすることもありますよ。

サービス提供責任者となって充実した一日を送りませんか?

サービス提供責任者となって充実した一日を送りませんか?

サービス提供責任者は、管理職でありながらヘルパーとしての実務もこなすという大変忙しい役職です。

しかし、利用者一人一人に合った訪問介護計画を作成し、その提供を指導する仕事はまさしく、理想の介護サービス作りそのもの。

利用者の笑顔を近くで見ながら、マネジメント力というスキルアップもはかれるので、いい成長の機会となるでしょう。

介護職のキャリアアップには欠かせないポジションですから、介護業界で長く活躍したいという方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

>>サービス提供責任者になるには?道のりを完全ガイド

著者の画像

ゆかっち

新卒で介護職を経験し、介護の仕事の魅力を体感しました。現在は「介護ノート」の運営者として、介護職の厳しさだけでなく魅力を伝えるために活動しています。