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精神保健福祉士に向いている人は?身につけるべき適性とは

精神の病気を抱える方の相談に乗り、サポートする精神保健福祉士
精神疾患による患者の数が年々増えている中で、注目されている仕事です。

今回は、精神保健福祉士に向いている人や適性について紹介していきます。

精神保健福祉士の仕事とは

精神保健福祉士の仕事とは

精神保健福祉士とは、精神の病気を抱える方の生活をサポートする仕事です。
主に患者さんや家族の相談に乗って、支援制度や施設の紹介をするのがメインの仕事となりますが、時には作業療法士と一緒に社会復帰のリハビリを行うこともあります。

精神科など医療の分野で働くのが一般的ですが、その他にも介護施設や、保健所などの行政機関、ハローワークなどの就労関係施設など、幅広い場所で活躍しています。

精神保健福祉士の仕事については、こちらの記事をチェック!

精神保健福祉士に向いている人

精神保健福祉士に向いている人

精神保健福祉士は相談に乗ることが主な仕事なので、次のような人が向いていると言えるでしょう。

相手の気持ちに寄り添える人

相談に乗る時に大事なことは、何より相手の気持ちに寄り添うことです。
相談者が何に困っていて、どんな助けが必要なのか、相手の立場に立って考えられることが求められます。

特に精神疾患を抱えた方の中には、心を閉ざしてしまったり、コミュニケーションに恐怖を感じたりしている方も少なくありません。

そんな方が心を開いて悩みを相談するには、まずは精神保健福祉士が相手の気持ちに寄り添って話を聞くことが、初めの1歩となるのです。

客観性がある人

相手の気持ちに寄り添うことも大切ですが、客観性も持っていなければなりません。
これが、相談業務の難しいところでもあります。

たとえば「サポートしたい」という気持ちが強すぎて、1人の相談者に対して熱を入れすぎてしまうのは良くありませんよね。
他にも「この方法なら絶対に解決できる」と意見を押し付けてしまうのも、相談者のためになりません。

あくまで冷静に客観的に、相談者本人や他の関係者の意見を聞ける人が、精神保健福祉士の適性があると言えます。

精神的にタフな人

精神保健福祉士は、相談者に安心感を与える存在であることが求められます。
相談者に「なんでも受け止めてもらえる」と思ってもらうことが大切なのです。

相談者には深刻な問題を抱える方も多いですが、相談を受けるうちに共倒れしてしまうことのないよう、精神保健福祉士は精神的にタフでなければなりません。

精神面は生まれつきのものなので、なかなか変えられないと思うかもしれませんが、オンとオフを切り替えてストレスと上手く付き合う方法を身につけておくと良いでしょう。

精神保健福祉士に必要なスキルや適性

精神保健福祉士に必要なスキルや適性

これまで精神保健福祉士に向いている人について見ていきましたが、ここからは意識して身につけたいスキルや適性について紹介していきましょう。

精神保健福祉士に必要なスキルや適性は、次の通りです。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、相談業務に欠かせません。
相談者によって立場や年齢、病気の程度などはバラバラですが、どんな相手でも信頼して話してもらえるような会話を心がけると良いでしょう。

また精神保健福祉士は相談者だけでなく、医師、看護師、作業療法士、行政や施設の担当者など、他職種との関わりも多いです。
相談者をサポートするために、他職種ともこまめに連絡や相談をして、関係を築いていくことも重要なのです。

忍耐力

精神保健福祉士は相談者から信頼されることが大切ですが、すぐにこの信頼関係が築けるわけではありません。
なかなか心を開いてもらえず苦労するかもしれませんが、忍耐強く付き合うことで良い関係をつくることができます。

また関係が築けた後でも、社会復帰できるまで長い年月がかかることもあります。
相談者が社会復帰できるかは、本人の忍耐力だけでなく、精神保健福祉士をはじめサポートする人々の粘り強さにもかかっていると言っても良いでしょう。

臨機応変さ

精神疾患の病状は変わりやすく、良くなってきたと思ったら急に悪化することも多いです。
また、職場復帰できると思ったら担当医が休職の延長を判断したなど、状況もよく変わります。
このように変化の多い中で、その時々に合ったサポートをするのが、精神保健福祉士の仕事です。

さらに同じ病状の患者さんでも、Aさんはなかなか起きられないことに悩んでいて、Bさんは働けないため治療費が用意できないということに悩んでいるなど、必要なサポートが全く違うということもあります。
ですから精神保健福祉士は、ケースに合わせて臨機応変にサポートを用意することも大切です。

活躍できる精神保健福祉士になるには

活躍できる精神保健福祉士になるには

精神疾患を抱える方のサポート役である精神保健福祉士は、人の気持ちに寄り添いながらも客観性を保つという高度なコミュニケーション能力が求められます。

「自分には適性がないかも・・・」と不安に思った方は、実践的に身につけてみてはいかがでしょうか。
精神保健福祉士の資格を持っていない、または未経験でも、相談員やソーシャルワーカーとして働くこともできますので、働きながら適性を身につけていくと良いでしょう。

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ゆかっち

新卒で介護職を経験し、介護の仕事の魅力を体感しました。現在は「介護ノート」の運営者として、介護職の厳しさだけでなく魅力を伝えるために活動しています。