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【2020年最新】ホームヘルパーの給料アップの方法
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ホームヘルパーとして働きたいと考えていても、やはり給料は気になりますよね。
どんなにやりがいのある仕事でも、給料が低かったら頑張ろうという気持ちも薄れてしまいます。
そこでこの記事では、これからホームヘルパーとして働きたいと思っている方にオススメの給料アップの方法を解説していきます。
もちろん、すでにホームヘルパーとして働いている方も実践できる方法なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ホームヘルパーの給料とは
まず、ホームヘルパーが実際にどれくらいの給料をもらっているのか、業務体系別にみていきましょう。
正社員の場合
ホームヘルパーとして正社員で働く場合、平均年収は約250〜300万円ほどです。
ただし、ボーナスの額や継続年数や持っている資格によっては500万円以上の給料をもらえる場合もあります。
またホームヘルパーは、厚生労働省のデータによると業界全体で正社員よりも非正規職員の方が多くなっています。
これは、時間を決めて働く方が多いことなども影響していると思われ、全体で正社員は約2割ほどです。
正社員には経験を求められることもあるので、求人を探す際に確認しておきましょう。
アルバイトやパートの場合
アルバイトやパートでホームヘルパーとして働く場合、平均年収は約190〜230万円ほどです。
給料は時給換算なため、週に5日8時間フルタイムで働き、平均時給である1200〜1400円ほどを稼いだ場合になります。
ただし資格を持っていたり、実務経験者の場合には1500円以上の時給になる場合もあるほか、残業などによって年収が変わる可能性もありますので、注意しましょう。
派遣の場合
派遣社員のホームヘルパーとして働く場合には、平均的な年収は230〜250万円ほどです。
こちらも時給換算なため、週に5日8時間フルタイムで働き、平均時給である1200〜1300円ほどの場合に限ります。
ただし正社員などと比べると残業をしない働き方を求められる場合もあるので、残業代で稼ぐという働き方が難しくなることもあります。
また、資格の有無などで時給が変わるため、働く前にしっかり確認しておくようにしましょう。
ホームヘルパーが給料をアップさせる方法
ここまでホームヘルパーの給料について解説してきました。
しかし、「もう少し給料を上げるにはどうすればいいの?」と思っている方もいるのではないでしょうか。
そこでここからは、ホームヘルパーの給料をアップさせる方法について、詳しく解説していきましょう。
転職などで業務形態を変える
まず1つ目に紹介したいのは、転職などをして業務形態を変える方法です。
先ほど紹介した通り、ホームヘルパーの給料は業務形態によっても変わります。
そのため、アルバイトやパートで働くよりも派遣、派遣で働くよりも正社員の方がより高い給料をもらえる可能性があります。
もちろん、業務時間などによっては業務形態を変えてもあまり給料が変わらない可能性もあるので注意が必要ですが、転職も視野に入れておくと良いでしょう。
また、業務形態を変えて給料をアップさせたい場合には、知識や経験を身につけてからの転職がおすすめです。
資格を取って手当などをもらう
2つ目に紹介するのが、資格手当などをもらって給料を上げる方法です。
しかし、資格であれば何でも良いというわけではありません。
まずホームヘルパーとして働くためには、「介護職員初任者研修」を修了しておく必要があるため、この研修よりも難易度の高い研修や資格を取る必要があります。
一般的には、更に実践的な「介護職員実務者研修」の修了か、国家資格である「介護福祉士」の取得を目指します。
特に国家資格である「介護福祉士」の資格を取ることで、転職にも生かせるようになるのでおすすめです。
サービス提供責任者を目指す
続いて紹介するのが、サービス提供責任者になるという方法です。
実際にホームヘルパーとして実務経験があり、介護福祉士の資格を取っている方が就くことができる仕事になります。
介護サービスの責任者になるので、ホームヘルパーとして働くので給料のアップが見込めます。
ただし、ホームヘルパーとしての自分が働くというよりは、どちらかというとホームヘルパーとして現場で働いてくれる人の指導や、介護計画そのものの管理などを行う仕事です。
そのため、自分自身が利用者の元に行って介護を行いたい場合には、別の方法を選ぶべきだと言えるでしょう。
ケアマネージャーを目指す
最後に紹介するのは、ケアマネージャーを目指す方法です。
ケアマネージャーの仕事は、要介護認定に関連する業務や、介護サービス自体の分析や計画作り、利用者とサービス業者との橋渡し作業などになります。
求められるレベルも高くなるため、月給はおよそ35万円ほどです。
そのため、年収も500万円代を目指すことが可能になるでしょう。
ただし、ケアマネージャーは、介護福祉士の資格を取得した後、更に介護の現場で5年以上の実務を経て、ようやく目指すことができる仕事です。
また、無事にケアマネージャーの資格を得ても、15日間の講習と3日間の実務の研修を受ける必要があるので、注意しましょう。
>>ケアマネージャーの仕事内容について、詳しくはこちらの記事をチェック!
ホームヘルパーの給料を調べる時の注意点
ホームヘルパーの給料を調べる際、注意しておきたい点について、詳しく解説していきます。
サービス内容による時給の違い
ホームヘルパーの仕事は、サービス内容によって時給が異なる場合があります。
内容としては、「生活援助」か「身体介助」の2つです。
生活援助は、利用者が生活する上でしなくてはならない「調理」「掃除」「買い物の代行」などを指し、身体介護は利用者に直接触れて行う「入浴介助」「排泄介助」「食事の介助」などになります。
生活介護の場合の時給はおよそ1200〜1400円程度ですが、身体介助の場合には1400〜2000円ほどになるため、少し高くなる傾向があります。
ホームヘルパーとして働く場合には、募集されているサービス内容も確認しておきましょう。
給料の計算時間の違い
ホームヘルパー独特の雇用形態として、「登録ヘルパー」というものがあります。
登録ヘルパーとは、実際に介護サービスをして働いた時間分だけの給料が支払われるもので、働く時間を調整しやすいのが特徴です。
これだけ聞くと、通常の給料計算と何が違うのかと思ってしまいますよね。
しかし、ホームヘルパーの場合には、基本的に利用者の家まで移動しなくてはならないので、距離が遠いとその分拘束時間だけが多くなってしまうというデメリットにもなってしまうのです。
実際に働く際にどれくらいの距離の移動があるのか、給料の計算にどれくらい含まれるのか等の確認は事前にしておくようにしましょう。
手取り額
続いて注意してもらいたいのは、手取り額です。
手取りは、労働時間や社会保険、家族の扶養の範囲内で働いているかなどで変わってきます。
逆にこれらの制限を受けずにフルタイムで働いている場合には、控除される額が多くなるので、手取りが少なくなります。
これからホームヘルパーで働きたいと考えている場合には、自分が働く時間が控除の対象になるのかどうか、確認しておくと良いでしょう。
ホームヘルパーのスキルを身につけて給料を上げよう
今回は、ホームヘルパーの給料について詳しく解説しました。
参考になりましたでしょうか。
ホームヘルパーとしての給料を上げるためには、資格やスキルを身につけることが近道です。
資格やスキルを身につけるのは大変だと思ってしまうかもしれませんが、ホームヘルパーとして働くことで、利用者や利用者の家族から感謝されることが増えるので、「もっともっとスキルを身に付けたい」という気持ちになる方も多いです。
ぜひ、自分がより力を発揮できる形で働けるようにスキルアップを目指してみてくださいね!