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児童福祉士の平均年収は?気になる給料事情や仕事内容、目指す方法を紹介!

児童福祉司を目指すとなると、それなりの時間と勉強が必要となり簡単に慣れる職業ではありませんが、1つ1つの仕事に対して大きなやりがいを感じられる仕事です。
また児童福祉司は地方公務員なので、公務員に準拠した給与体系となるので比較的安定しています。
そして児童相談所への相談件数が増加傾向にある今、需要度が増していて将来性のある職業です。
今回はそんな児童福祉司の仕事の内容必要な資格、平均年収などの給料事情の他に向いている方の特徴を紹介いたします。

児童福祉司はどんな仕事?やりがいは?

児童福祉司は児童相談所に勤める地方公務員のことで、不安定な生活を送る子どもたちが安全に生活するための具体的なサポートをする仕事です。

寄せられた相談に対し、対象者の調査や社会診断を行って援助方法を定め実行することで、子どもたちの問題を解決して救っていきます。
相談に訪れるのは、心身や家庭内に問題を抱えた子どもや育児に悩む保護者が多く、彼らの関係者が児童相談所に情報提供するケースもありさまざまです。

基本的にデリケートで解決困難な問題と向き合うので、心身ともに体力消費は激しいですが、その分問題を解決するたびに大きなやりがいを実感できるでしょう。

また問題解決にあたってさまざまな専門組織と連携するので、チームでの達成感も感じられる仕事です。

児童福祉司の給料や年収やボーナスの平均は?


冒頭でも述べた通り、児童福祉司は地方公務員になので公務員に準拠した給与体系です。
自治体によって給料・年収に多少差があり、年齢が上がるごとに給料が上がる傾向があります。
以下は平成27年度の国家公務員給与等実態調査より算出したデータです。

◯年収:平均600万前後

◯月給:平均40万前後
(令和1年は平均34万前後と減少傾向にある)

◯ボーナス:約50〜80万
 (夏のボーナス:平均60万前後、冬のボーナス:平均70万前後)

月給平均にも記載した通り、近年公務員の平均給料は下がってきているようです。
とはいえ、国税庁が発表した令和2年の民間平均年収は433万円(給料369万円+賞与65万円)なので、公務員である児童福祉司の年収は高いと言えます。

児童福祉司と児童相談員の違い

児童福祉司と同じように、子供の生活をサポートする仕事として児童相談員という職業があります。
児童福祉司と児童指導員をまとめて「児童相談員」と呼ぶこともあり、同じような職業と思われることが多いですが、働く場所や雇用形態、仕事内容は全く異なります。

◯仕事内容
児童福祉司:悩んでいる子供の問題解決の手助けをする
児童指導員:日常的に子供のお世話をする
児童指導員は子供たちの普段の生活に溶け込み、身近な存在として子供たちの生活を助けます。

◯職場
児童福祉司:児童相談所
児童指導員:児童福祉施設
児童福祉施設は12種類あるため、児童指導員は豊富な選択肢の中から勤め先を選べます。
それに対し児童福祉司の勤め先は児童相談所のみです。

◯公務員
児童福祉司:公務員としての採用のみ
児童相談員:公務員でなくてもなれる
働く施設によりますが、児童指導員は、公務員ではなくてもなることが可能です。
公立の施設で働く場合は公務員の資格を持っていないとなれませんが、民間の施設で働く場合は公務員試験を受けていなくても児童指導員として働くことができます。

児童福祉司になるには

児童福祉司になるためには、まず任用資格を取得する必要があります。
任用資格取得のためには厚生労働省が定めた条件を満たさなればいけませんが、そのルートは9通り種類があるので、それぞれ自分の状況に合った方法を選んで児童福祉司を目指すことができます。

◯任用資格を取得する方法
①児童福祉司の専門学校を卒業

②都道府県知事の指定する指定講習会の課程を修了

③大学で心理学、教育学、もしくは社会学を専修する学科等を卒業し、指定の施設で1年以上、相談援助業務に従事

特定の職業で働き、1〜2年以上相談業務に従事した後、指定講習会の課程を修了
◎社会福祉主事の資格取得者

  • 社会福祉主事として、2年以上児童福祉事業に従事→指定講習会の課程を終了
  • 児童福祉事業への従事+児童相談所所員の経験を合計2年以上→指定講習会の課程を終了
  • 3年以上児童福祉事業へ従事→指定講習会の課程を終了

◎助産師、教員(1種)、保健師
・指定施設で1年以上相談援助業務に従事→指定講習会の課程を終了

◎看護師、保育士、教員(2種)
・指定施設で2年以上相談援助業務に従事→指定講習会の課程を終了

◎児童指導員
・指定施設で2年以上相談援助業務に従事→指定講習会の課程を終了

児童福祉司は公務員なので、上記のいずれかのルートで児童福祉司の資格要件を満たした後、地方公務員試験を受けて合格し、さらに希望する施設の採用試験に合格する必要があります。

児童福祉司に向いている人はどんな人?

児童福祉司に向いている人はどんな人?
児童福祉司は、資格を取得したからといって務まる仕事ではなく、本人の人柄が重視されます。
相手の気持ちに寄り添って考えられる人、人の幸福のために行動を起こすことができる人はこの仕事に向いているでしょう。
また、相談内容はシビア内容が多いため解決にも時間を要するケースも多いので、精神的にも体力的にもタフ頭のキレる人でなければ問題を解決していくことは厳しいです。

まとめ

児童福祉司になるためには、指定された資格の取得や指定施設での経験が必要であり大変です。
しかし苦労してなった分、比較的収入が多くゆとりある生活を送れますし、大きなやりがいを感じながら仕事をしていくことができます。
また、現在児童相談所に寄せられる相談件数が増加傾向にあることから児童福祉司の需要は高まっており、重視されつつある職業です。
子供のために働ける仕事を探しているのなら、将来性があり収入的にも安定している児童福祉司を目指してみてはいかがでしょうか。

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ゆかっち

新卒で介護職を経験し、介護の仕事の魅力を体感しました。現在は「介護ノート」の運営者として、介護職の厳しさだけでなく魅力を伝えるために活動しています。